【感想】恋のゴンドラ 東野圭吾

書評

こんにちは,ゆうです。

東野圭吾さんの恋のゴンドラを読んだので感想を。
初めて東野圭吾作品を読了できたかもしれない。
かなり読みやすい作品でしたよ!!

あらすじとかそのまま感想とか。。笑

都内で働く広太は,合コンで知り合った桃美とスノボ旅行へ。ところがゴンドラに同乗してきた女性グループの一人は,なんと同棲中の婚約者だった。ゴーグルとマスクで顔を隠し,果たして山頂までバレずに済むのか。やがて真冬のゲレンデを舞台に幾人もの男女を巻き込み,衝撃の愛憎劇へと発展していく。

恋のゴンドラ 東野圭吾

帯には「貴女ならどんな罰を与えますか」と書かれているが,
個人的には作中で決して大きすぎる罰を与えられているキャラクターはいないし
非常に幸せになれるグループ旅行を描いているイメージ。

ただし,所々予想を裏切られる展開もある。
浮気する男性を絶対許せないタイプの人が読んだら違う感想があるのかも。笑

短編集のシリーズ物みたいな雰囲気です。

ゴンドラ
リフト
プロポーズ大作戦
ゲレコン
スキー一家
プロポーズ大作戦 リベンジ
ニアミス
ゴンドラ リプレイ

以上の8章からなります。
それぞれ主人公が異なっていますが,大きくはホテルで働く仲良し同僚グループ(男3人女子3人),化粧品販売の同僚女子(女子2人),リフォーム会社勤務の広太と友人の早瀬(男2人)の恋愛模様が描かれています。

男5人女子5人なので全部がカップルになっていればハッピーエンドなのですが,それだけではありません。
でもハッピーエンドを彷彿とさせる終わりです。

途中,ホテル同僚同士のカップルの親づきあいなどの小話を含みながら,それぞれの恋愛模様が描かれます。
結果,ホテルで働く6人はみんな幸せを掴んでいるように見えて(日田は桃美とくっつくとして),化粧品販売の弥生ちゃんが口説かれ損で終わるのが気になるww

いろんなタイプの男性と女性が出てくるので,誰かには感情移入して読める気がするし,誰も悪人じゃないので,スッと読めるところがおすすめです。
それぞれがシリーズとして登場人物が同じなので読みやすい反面,章ごとに主人公(語り手)が変わるので電車の中とかちょっとした時間に短編的にも読めます。

その他の東野圭吾作品はこちらから!!

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