こんにちは，ゆうです。
今日は真梨幸子さんの私が失敗した理由の感想を書きたいと思います。
他の真梨幸子作品の感想はこちら
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あらすじとか概要とか
登場人物多いです。
がっつりネタバレします。
めっちゃ殺されて，めっちゃ殺すので，登場人物ごとに簡単にまとめます。
落合家
落合美緒…結婚後，躁鬱病にかかってからそれまでの広告代理店での仕事を辞めて，パートタイムでスーパーで働く。
土谷謙也との再会をきっかけに出版社を立ち上げるが，その三角関係によって夫である落合海斗に殺される。
落合海斗…普通のサラリーマンから，パーソナルジムの起業をする。
落合美緒の気分的な別居したい，やり直したいに振り回されつつも，結局は落合美緒のことが好きで，土谷謙也と自宅で出会った際に衝動的に殺人をしてしまう。
土谷家
土谷謙也…落合美緒の元カレ。出版社に勤め編集長までなるも弱小雑誌の編集長というところを，落合美緒にプライドをくすぐられ独立。姉に嵯峨野摩耶，妹に土谷香乃子がいる。結果的には妹に殺される。
土谷香乃子…土谷謙也の妹。極度の緊張で公共の場で脱糞してしまったトラウマから引きこもりに。姉との確執から，姉の不正をネットに書き込みし，姉を自殺に追いやる。それに気づいた兄謙也とのもみ合いの中で，兄を殺してしまう。兄の供養のためと兄の会社の後を継ぐが，ネットで長谷部の著書の悪口を書いたから長谷部に殺される。
嵯峨野摩耶…土谷謙也の姉。劇団のトップに上り詰めたのち退団し，衆議院議員に立候補し，当選。不正をネットで書き込みされ，自殺する。
スーパーの同僚，社員たち
村上英里子…高校教師をしていてお見合い結婚。しかし家の購入後，夫とうまくいかず失踪される。スーパーで働いて息子を育てているが，そのスーパーの社員宮里にそそのかされて，市議会議員立候補。落選し選挙費用のマイナスからホームレス生活を送る。エピローグでは刺殺体として発見されたことが明らかになる。
井上俊恵…国枝らが追う殺人事件の犯人として逮捕され，死刑が決まっていた。が，宮里の紹介の弁護士らによって無罪となり，支援者の助けによって豪華な生活を送るようになる。なお，井上俊恵の後の犯人として逮捕されたのが落合美緒。
宮里京子…スーパーの社員。本社勤務だったが，舞台となる街に転勤。国枝らが追う殺人事件の被害者とは同級生。
長谷部麻美…真梨幸子名義で作家活動を行う。過去に孤虫症でベストセラーに。
そのほかの人たち
塚本絵都子…国枝，土谷などらから好意を寄せられる。井上俊恵が住んでいたマンションに逮捕後住むようになる。資産家の後妻となるが，前妻とその友人らによって殺害される。
国枝旭…土谷謙也の元同僚。とある殺人事件の真犯人を追う中で犯人と思しき人物に惚れてしまう。犯人を助けるため，同じ殺人事件を追う土谷謙也にミスリードさせる資料を渡し，真犯人と再婚するために，妻に離婚を言い渡す。そこで，妻と子供を殺害。その後自殺？
感想
正直，ブログのような公共の場ではほめちぎっておこうかと思うような怖い終わり方をします。（いきなりネタバレ）笑
真梨幸子さんの作品を読むのは初めてだったのですが，
私が個人的に湊かなえ作品の「イヤミス」が好きなので，
イヤミス女王と呼ばれる真梨幸子さんの作品も読んでみようと思って選びました。
これね，読み終わった最初に思ったことは
ミステリーちゃうやーん，ホラーやん！！ってことですww
いや，でも最初の作者紹介に書かれてました。
女性の業や執念を潜ませたホラータッチのミステリーを精力的に執筆し，着実にファンを増やす。
私が失敗した理由は 真梨幸子 作者紹介より
登場人物が多く、落合美緒が最初主人公かなーと思って読みだすのだが，語り手が変わる。いつの間にか語り手が殺してたり，殺されてたり。。
当初，サブキャラと思われた人物が生き残りフォーカスされていくのはミステリーの伏線回収からいくと王道的な展開。
人が殺されること，その中にある殺意に至るまでの人間関係，色々なことに着目して，起こっていく予想外のことに驚きつつ読み進めていく必要があり，話の展開に引き込まれる。
読み終わった感想はマジで怖い，疲れた。。。
イヤミスとしては素晴らしい終わりなのかもしれないが，人が死にすぎて最後にわかる真犯人も決して全ての人を殺していないので，混乱する部分もある。
ただ，孤虫症を未読なので，読んでみようと思ったww
つまり結局のところ面白かったのかもしれない。
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